開催趣旨
蔵王山は、宮城県と山形県の県境に位置し、その独特の地形によって様々な表情を見せ、地域に豊かな恵みをもたらす一方で、有史以降40回ほどの噴火記録が残っている活火山です。
最近では、平成25(2013)年以降、時々火山活動の高まりがみられ、一時的に火口周辺警報が発表されるなど、噴火への警戒を怠ることのできない状況が継続しています。
活動活発化を受け、宮城県・山形県を中心とする蔵王山周辺の関係行政機関は、火山防災対策を連携して推進するため平成27(2015)年3月「蔵王山火山防災協議会」を設立、国交省砂防部局では火山及び砂防の有識者及び地域と連携し、同年5月に「蔵王山火山噴火緊急減災対策砂防計画」を策定し、それに基づき宮城県による砂防施設整備が鋭意推進されているところです。
現在、火山活動が静穏となった蔵王山周辺には、火口湖や樹氷といった日本を代表する景観を求め、季節を問わず国内外から多数の観光客が訪れています。その多くは活火山、また蔵王山の特徴を深く認識していないのが現状であり、緊急時における適切な対応は、周辺行政機関や観光業関係者など地域に託されているといっても過言ではない状況です。地域が火山を理解していることが求められる現況を受け、蔵王町では、地域に残る多種多様な「火山の恵み」を活かした『ジオパーク』構想の推進により、活火山 蔵王山への関心、火山噴火に向けた警戒意識の継続を図ろうとしています。
2019火山砂防フォーラムは、蔵王山においてふたたび「火山活動が活発化した場合、「安全」を第一義として地域・関係行政機関が一体となって迅速かつ的確な行動がとれる地域づくりを目的とし、活火山と上手に付き合う方策のひとつとして「火山の恵み」や『ジオパーク』にも焦点をあて、今後の安全確保に向けた取組の方向性などについて意見交換を行うものです。
開催テーマ
火山を知り、火山とともに生きる
~活火山 蔵王山との新しいつきあい方~
開催日程
プログラム | 日程 | 場所 |
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フォーラム | 令和2年 5 月 21日(木) 午後 | 蔵王町ふるさと文化会館 ございんホール |
現地研修会 | 令和2年 5 月 22日(金) 午前コース、終日コース | 蔵王山周辺 関係行政機関の火山防災に係る取組の紹介 |
参加費
全国の火山防災行政機関のみ、フォーラムは蔵王山周辺住民には無料開放
プログラム | 参加費 | 場所 |
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フォーラム | 3000円 | 蔵王町ふるさと文化会館 ございんホール |
意見交換会 | 6000円 | アクティブリゾーツ宮城蔵王 |
現地研修会 | 宮城半日コース:宮城県内の砂防施設等の見学 5,000円 宮城・山形終日コース:宮城県及び山形県の砂防施設等の見学 5,500円 |
※各コースの行程は本ホームページのプログラムページを参照願います。 |
主催
火山砂防フォーラム委員会(委員長:蔵王町長 村上 英人)
共催
蔵王山火山防災協議会
後援
国土交通省、気象庁、宮城県、山形県
協賛
(一社)全国治水砂防協会、(公社)砂防学会、(一財)砂防・地すべり技術センター、 (一財)砂防フロンティア整備推進機構、
(一社)国際砂防協会、(NPO)土砂災害防止広報センター (NPO)防災情報研究所
お問合せ
2019火山砂防フォーラム幹事会運営事務局(蔵王町建設課)
電話 0224-33-2214
Eメール kensetsu@town.zao.lg.jp