開催趣旨
1990年11月から1995年2月まで継続した雲仙普賢岳の火山噴火では土石流及び火砕流が頻発し、死者行方不明者44名を出す大惨事となりました。
土砂災害対策は噴火開始直後から長崎県で実施されていましたが、火砕流が頻発、土石流災害も拡大したため、長崎県は国による対策の実施を要望。これを受け国は、1993年4月より島原市に雲仙復興工事事務所を開設、直轄火山砂防事業による土砂災害対策を実施しました。
「雲仙・普賢岳火山砂防計画」に基づいた直轄砂防事業(ハード対策)は2021年3月をもって完了しましたが、噴火活動で出現した巨大な溶岩ドームは今なお不安定な状態で存在し、地震等による崩壊が今後も懸念されています。
水無川流域の砂防設備を適切に維持管理するには、無人化施工や溶岩ドーム監視などの高度な技術が必要であることから、2020年6月より直轄砂防管理が始まり、溶岩ドームを含む流域の監視や砂防設備の監視を継続するとともに、地元企業による無人化施工技術を用いた除石工事などを実施しています。
「日本一の自主防災組織」を目指す島原市において開催される「2024火山砂防フォーラム」では、国によるハード対策及び自主防災組織よるソフト対策を融合し、地域力向上を目指すとともに、インフラツーリズムや無人化施工の未来についても焦点をあてつつ、今後の危機管理意識の向上などについて意見交換を行うものです。
開催テーマ
火山を知り、火山とともに生きる
『雲仙・普賢岳 ~火山地域の未来に向けて ~ 』
開催日程
プログラム | 日程 | 場所 |
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フォーラム |
フォーラム:令和6年10月24日(木) 現地研修会:令和6年10月25日(金) |
フォーラム:島原市有明総合文化会館 現地研修会:島原市周辺 |
参加費
プログラム | 参加費 | 場所 |
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フォーラム | 3,000円 | 島原市有明総合文化会館 ※島原市周辺地域の行政職員を除く一般住民は無料。 |
意見交換会 | 6,000円 | HOTEL シーサイド島原 |
現地研修会 | 噴火遺構見学コース 5,500円 |
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無人化施工体験コース 6,000円(昼食代別途、現地各自精算) |
主催
火山砂防フォーラム委員会(委員長:島原市長 古川 隆三郎)
共催
雲仙岳火山防災協議会
後援
国土交通省、内閣府、環境省、気象庁、林野庁、長崎県
協賛
(一社)全国治水砂防協会、(公社)砂防学会、(一財)砂防・地すべり技術センター、
(一財)砂防フロンティア整備推進機構、(NPO)土砂災害防止広報センター、
(一社)国際砂防協会、(NPO)防災情報研究所、(一社)九州地域づくり協会
お問合せ
2024火山砂防フォーラム幹事会事務局(島原市 道路課)
電話:0957-62-8023
Eメール:doro@city.shimabara.lg.jp