開催趣旨
蔵王山は、平成24年12月より低周波地震が継続し、平成27(2015)年4月、平成30(2018)年1月の2回にわたり、噴火警戒情報(火口周辺)が発表されるなど明治28(1895)年以来となる噴火が懸念される状況となりました。
活動活発化を受け、宮城県・山形県を中心とする蔵王山周辺の関係行政機関は、火山防災対策を連携して推進するため、平成27(2015)年3月「蔵王山火山防災協議会」を設立、国交省砂防部局では火山・砂防の有識者及び地域と連携し、同年5月に「蔵王山火山噴火緊急減災対策砂防計画(案)」を策定。それに基づく砂防施設整備が宮城・山形両県により鋭意推進されています。
警報解除から約3年が経過した現在、周辺地域の緊張感も緩和、日常を取り戻した感があります。しかし活火山である以上、平成24年以降の活動活発化の教訓を踏まえ、行政機関においては「蔵王山火山防災協議会」の継続、監視体制、砂防施設整備など、取組の強化を図っていく必要があります。また、地域においても「活火山であることに向き合う住まい方」が求められており、蔵王町など蔵王山周辺地域は、「ジオパーク」認定を目指した取組をはじめ、「多くの人が安心して訪れることのできる蔵王山周辺地域」を目指しています。
2022火山砂防フォーラムは、蔵王山においてふたたび火山活動が活発化した場合、「安全」を第一義として地域・関係行政機関が一体となり、迅速かつ的確な行動がとれる地域づくりを目的とし、活火山と上手に付き合う方策のひとつとして「ジオパーク」にも焦点をあてつつ、今後の安全性向上に向けた取組の方向性などについて意見交換を行うものです。
開催テーマ
火山を知り、火山とともに生きる
~蔵王にございん!安心してお越しいただける地域を目指して~
開催日程
プログラム | 日程 | 場所 |
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フォーラム | 令和4年10月13日(木)13:15~ | 蔵王町ふるさと文化会館 ございんホール |
参加費
プログラム | 参加費 | 場所 |
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フォーラム会場聴講 | 3,000円 | 蔵王町ふるさと文化会館 ございんホール |
フォーラムWEB聴講 | ZOOM | |
意見交換会 | 5,000円 | アクティブリゾーツ宮城蔵王 |
現地研修会 | 宮城半日コース 5,000円 |
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宮城・山形終日コース 5,500円 |
※昼食をご用意しております。現地にてお支払い願います。(¥1,000程度) | |
蔵王高等学校ジオガイドコース 5,500円 |
昼食をご用意しております。現地にてお支払い願います。(¥1,000程度) |
主催
火山砂防フォーラム委員会(委員長:蔵王町長 村上 英人)
共催
蔵王山火山防災協議会
後援
国土交通省、気象庁、宮城県、山形県
協賛
(一社)全国治水砂防協会、(公社)砂防学会、(一財)砂防・地すべり技術センター、(一財)砂防フロンティア整備推進機構、(一社)国際砂防協会、(NPO)土砂災害防止広報センター(NPO)防災情報研究所
お問合せ
2022火山砂防フォーラム幹事会事務局(蔵王町建設課)
電話 0224-33-2214
Eメール :kensetu@town.zao.miyagi.jp