開催趣旨
浅間山は日本でも有数の活発な活動を繰り返している活火山です。江戸時代に発生した『天明噴火』では、浅間山北麓地域を中心に壊滅的な被害が発生したものの、地域の重要性を鑑み、幕府が中心となって抜本的な「復興」が行われた歴史があり、地域では『天明噴火』の経験・教訓を継承するための「政」が今でも行われています。
現在、浅間山周辺地域では活動状況や過去の噴火実績に加え、周辺地域の開発が進み、関東圏の一大観光拠点となっていることや重要交通網・大型商業施設などが集中する地域性を踏まえ、国による火山噴火緊急減災対策砂防計画が全国に先駆けて進められるなど、火山防災面では全国に先駆けた取組が進められている地域といえます。
また、火山噴火のリスクのみならず、令和元年10月に上陸した東日本台風では、火山性土壌に起因する崩壊等が嬬恋村内で多数発生し、火山地域における自然災害リスクの高さを示しました。
この台風では、群馬県内に4名の死者が出ましたが、嬬恋村内は地域のコミュニケーション力を活かし、消防団・浅間山北麓ジオパークガイド等の活躍もあり、人的被害をゼロに抑えることに成功しました。
本フォーラムは、活発な活動を繰り返す活火山 浅間山の噴火リスクやその他の自然災害リスクを改めて認識し、浅間山火山噴火緊急減災対策の基本方針・取組の現状、さらに令和元年東日本台風時における地域の活動を発信したうえで、コロナ禍等も踏まえ、これからの火山防災について、行政・地域それぞれのあり方に関しての意見交換を行うことを目的として、開催いたします。
開催テーマ
火山を知り、火山とともに生きる
~地域の防災力を高めて、明日に備える~
開催日程
プログラム | 日程 | 場所 |
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フォーラム | 令和3年 12 月 16日(木) 午後~ フォーラム | 嬬恋村立嬬恋中学校 体育館 |
参加費
全国の火山防災行政機関等、オンライン配信無料視聴
嬬恋村住民及び嬬恋村関係機関、会場無料開放
プログラム | 参加費 | 場所 |
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フォーラム | 無料 | 嬬恋村立嬬恋中学校 体育館 |
主催
火山砂防フォーラム委員会(委員長:嬬恋村長 熊川 栄)
共催
浅間山火山防災協議会
後援
国土交通省、気象庁、群馬県、長野県、浅間山火山砂防促進期成同盟会、利根川水系砂防期成同盟会、浅間山北麓ジオパーク推進協議会
協賛
(一社)全国治水砂防協会、(公社)砂防学会、(一財)砂防・地すべり技術センター、(一財)砂防フロンティア整備推進機構、(一社)関東まちづくり協会、群馬県治水砂防協会、(一社)国際砂防協会、(NPO)土砂災害防止広報センター(NPO)防災情報研究所
お問合せ
2021火山砂防フォーラム幹事会事務局(嬬恋村総務部)
電話 0279-96-0511
Eメール soumu@vill.tsumagoi.lg.jp